ワールドキャンサーデー2023 活動報告
2023年
ワールドキャンサーデーにあたって
ワールドキャンサーデーは、2000年2月4日、パリで開催された「がんサミット」から始まったUICCの取り組みですが、世界中で人々ががんのために一緒にできることを考え、約束を取り交わし、そして行動を起こす日です。
UICCは、2022年からの3年間、ワールドキャンサーデーのテーマを「Close the Care Gap!」(がん医療のギャップを埋めよう)としています。キャンペーンの最初の年であった2022年の目標は、世界中のがん治療における不平等を理解し、皆で共有することでした。そして2年目にあたる2023年は、志を同じくする人々と声を合わせて行動しようと呼びかけています。
新型コロナウイルス感染症は、世界中にさまざまな分断をもたらし、がん医療においても多くの方々が、いまも苦難の中におられると思います。そうした中で、今年もまた、このワールドキャンサーデーを迎えることとなりました。
2023年2月4日(土)のワールドキャンサーデーには、日本と世界をオンラインで結ぶ「Light Up the World」を通じて、日本各地を光でつなぎ、その瞬間を分かち合うことで、この苦難の中でがんに立ち向かう想いをひとつにしたいと思います。
UICC日本委員会では、加盟組織とともにワールドキャンサーデーの準備を始めています。各組織からは自主的にセッションの企画を出して頂き、また企業の方々からもご協力を得て、2月4日には、ワールドキャンサーデーセッションをオンラインにて開催いたします。
ワールドキャンサーデーは、がんに立ち向かい協力することの力を私たちに教えてくれます。この困難なときだからこそ、がん医療の現状と課題を認識し、改めて捉えなおすことを目指して、「Close the Care Gap!」という決意を共有したいと思います。
UICC日本委員会委員長 野田 哲生
厚生労働大臣 加藤 勝信
全ての国民とがん予防、がん医療、がんとの共生を通じ、がんの克服を目指します。
UICC日本委員会委員長 野田 哲生
UICCは、世界をつないでがんと戦います。
UICC日本委員会賛助会員
(五十音順)
- 協和キリン株式会社
- 日本放射線腫瘍学会
ライトアップイベント
未来にひかりをつなぐ
〜LIGHT UP THE WORLD〜
ライトアップイベント 17時30分~18時15分
ライトアップ開催地マップ
オンライン配信
概要
開催日時 | 2023年2月4日(土) 17:30~18:15 |
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ゲスト | 大竹しのぶ(女優) |
UICC日本委員会 | 野田哲生(UICC日本委員会委員長・がん研究会がん研究所所長) 中釜 斉(UICC日本委員会幹事・国立がん研究センター理事長) 垣添忠生(UICC日本委員会幹事・日本対がん協会会長) 河原ノリエ(UICC日本委員会広報委員長・東京大学東洋文化研究所特任准教授) |
プログラム |
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主催 | UICC日本委員会 |
ライブセッション
2月4日限定配信
ライブセッション
2023年のワールドキャンサーデー・セッションは、2月4日当日に、Zoomウェビナーを用いて2つのライブセッションを実施いたしました。
限定配信ライブセッション1
がん患者が医師と治療選択を共有するためには
~shared decision making~
2022年2月4日(土) 16:00~17:00
男性の3人に2人、女性の2人に1人ががんになる現代の日本にあっても、がんと診断されてうろたえない人はほとんどいません。がんと診断された患者が、医師と治療選択を共有し、医療者の支えのもとに納得して治療に向き合えるにはどうしたらいいのか。がん治療の専門家とがん患者が、ディスカッションを行います。
主催:UICC日本委員会
共催:一般社団法人がん医療の今を共有する会(ACT)
オンデマンドセッション
愛知県がんセンター
がんゲノム医療とは?~新時代のがん診療へ
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山本一仁愛知県がんセンター病院長
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熊澤一樹愛知県がんセンターゲノム医療センターがんゲノム医療室・乳腺科医長
新潟県立がんセンター新潟病院
豪雪中山間地のへき地中核病院と政令都市のがん診療連携拠点病院が繋がる!
~遠隔病理診断で拡がる良質ながん診療~
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川崎隆新潟県立がんセンター新潟病院病理部/病理診断科研究部長
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佐藤信昭新潟県立がんセンター新潟病院院長
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清﨑浩一新潟県立十日町病院副院長
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吉嶺文俊新潟県立十日町病院院長
埼玉県立がんセンター
口腔癌の診断・治療と検診のすすめ
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八木原一博埼玉県立がんセンター歯科口腔外科科長
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岡田茂治埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授
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炭野淳埼玉県立がんセンター歯科口腔外科医長
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柳下寿郎一般社団法人口腔がん撲滅委員会代表理事
小児科医と考える 高校生のがん患者さんの支援~教育の支援
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川村眞智子埼玉県立がんセンター臨床検査科・血液内科
九州がんセンター
チームで取り組むAYA世代のがん診療
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園田顕三独立行政法人国立病院機構九州がんセンター婦人科医師
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白石恵子独立行政法人国立病院機構九州がんセンターサイコオンコロジー科心理療法士
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野口磨依子独立行政法人国立病院機構九州がんセンター小児・思春期腫瘍科医師
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松尾由佳独立行政法人国立病院機構九州がんセンターがん相談支援センター医療ソーシャルワーカー
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松谷奈央独立行政法人国立病院機構九州がんセンターがん相談支援センターがん看護専門看護師
東札幌病院(ピンクリボン in SAPPORO)
これからのアピアランスケア
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大村東生ピンクリボン in SAPPORO代表 / 東札幌病院ブレストケアセンター長
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堺なおこピンクリボン in SAPPORO
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大谷真奈美札幌医科大学附属病院がん化学療法看護認定看護師
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川村舞札幌医科大学アイン・ニトリ緩和医療学・支持療法学講座臨床心理士
佐々木研究所
UICCと佐々木研究所
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佐々木敬公益財団法人佐々木研究所附属佐々木研究所理事長
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椙村春彦公益財団法人佐々木研究所附属佐々木研究所所長
岐阜大学医学部附属病院
ワールドキャンサーデー2023 岐阜大学医学部附属病院セッション
-Close the Care Gap-
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吉田和弘岐阜大学学長
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松橋延壽岐阜大学大学院医学系研究科外科学講座 / 消化器外科・小児科外科学分野
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二村学岐阜大学医学部附属病院乳腺外科
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村瀬紗姫岐阜大学医学部附属病院産婦人科
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宮崎龍彦岐阜大学医学部附属病院病理部
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岩下拓司岐阜大学医学部附属病院第1内科
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牧山明資岐阜大学医学部附属病院がんセンター
一般社団法人アジアがんフォーラム
アジアがんUHCの実現を目指して
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河原ノリエ一般社団法人アジアがんフォーラム代表理事 / 東京大学東洋文化研究所特任准教授
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岩崎甫一般社団法人アジアがんフォーラム理事/山梨大学副学長 AMEDプログラムディレクター
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坂野哲平一般社団法人アジアがんフォーラム理事 / 株式会社アルム代表取締役社長
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大割慶一一般社団法人アジアがんフォーラム理事 / KPMGヘルスケアジャパン株式会社代表取締役社長